ベイリー式リフレクソロジー症例

 

54歳女性   職業 セラピスト・エステシャン

2016年3月 ステージ1bの子宮癌が見つかる。全身麻酔で手術。子宮の摘出と予防のために、卵巣・卵管・鼠径リンパ節を摘出した。抗癌治療は行わなかった。

鼠径リンパ節を取り除いたため、下肢が浮腫みやすくなっている。エステの仕事をしていると立ったり座ったりで右鼠径部にリンパ液が溜まって、ぽっこりと膨らんでくる。外から触るとそこが冷たいのが分かる。

また、手術の後は便秘がちである。

トリートメントの経過

1回目  2017年1月19日

左足の方が若干長い。とても冷たい足。角質は少なくきれい。しっかりとした足という印象。

子宮・卵巣の反射区はフニャっとしている。角質は少ないが無数の横ジワがウエストラインより下に見られる。副鼻腔反射区はどこもバリバリしている。右足4指歯の反射区側にタコがある。顎関節症があるし、夜中の歯の食いしばりもあるとのこと。

肘下反射区に反応。エステシャンで腕を使う。またパソコンも使う。

左足の横行結腸・下行結腸反射区がやや硬い。開腹手術ではないが腹部4箇所に穴を開け、そこから二酸化炭素を入れてお腹をパンパンに膨らませて空洞を作り手術をした。開腹手術ではないがやはり、腸の癒着は起きやすい。

足の冷たさはトリートメントの経過と共に温まってきた。リラックスしている様子もわかった。

◎トリートメント翌日のメール

午後は8時近くまで接客でした。立ちっぱなしだったため、右足と右鼠径部の浮腫を感じました。足首から下は軽いのだけどその上から鼠径部までは重い感じが。

でもトリートメントはとっても気持ちよくて夢心地でした。

2回目  1月27日

前回!靴下を履いていなかったため足が冷たかった。そのことを指摘。今回は靴下を履いていたため足は暖かった。気を使って自分の所のホットタオルを用意してくれていた。それで足を拭いたこともあり気化熱のためか前回のような施術による足の温まりはなかった。

右足胸椎エリアに痛みを感じる。全体的には左足の方が痛い。左足の指先と踵の外側を押すと左足全体がピクッと動く。

リンパの反射区を行う時に、鼠径部リンパ節がないことを考慮して、いきなりリンパ排泄部(1指と2指の間の水かきの部分)に持ってこないで、腋下リンパ節の反射区に流してみる。

術後は膝の感覚が希薄なのを感じていたが、トリートメントをしていると本人いわく「膝の意識が目覚める感じがする。膝が動き出した?!そんな感じがする。」と感想を述べてくれた。

トリートメント当日のメール

あの後すぐにトイレに行きました。施術前にも行ったからデトックスですね。とのこと。リンパの流し方を変えたことが良かったと思われる。

3回目  2月7日

この日に足を見ていて気がついたのは、右足が少し前に傾いていること。両足共に2指3指が痛い。右足腎臓反射区を押した時の凹みがなかなか戻らない。ニーディングの時も横隔膜から下の凹みが戻りにくい。

左足肩反射区の角質が右足よりも厚め。腎臓反射区を押すと痛い。

左足の2指4指・肩・甲状腺・S状結腸を押すと左足がピクっ!と反応する。

仙腸関節は左足が痛い、右足は気持ちがいい程度。

当日聞いた話

腹腔鏡での手術はヘソ下など4箇所に穴をあけ、そこから二酸化炭素を入れてパンパンに膨らませて空洞を作り行う。

仕事で立ったり座ったりすると、右鼠径部にリンパ液が溜まってぽっこり膨らんで来る。外から触るとそこが冷たいのが分かる。リフレクソロジーを受けてからはそれが軽減してきている。オシッコも良く出たとのこと。こおオシッコの出が良いのは2回目以降続いている。※二回目以降、リンパのトリートメントの際には腋下に流すようにしている。

そして、トリートメントをしてもらっていると、右の腰の辺り(腎癒の辺り)が痛いのが分かるようになった。※彼女のお母さんは腎臓の病気を持っているそう。

翌日のメール

昨日はあれから11時近くまでお客さまでした。いつもならもっとドロドロに疲れて下腹部も浮腫むのですが、それがない感じです。

というかリフレクソロジーのトリートメントを始めてから下腹部の浮腫が少し軽くなった気がします。目から来る背中の凝りはちょっとひどいですね。使いすぎです。

2月11日のメール

体調はいいです。浮腫が全然違います。なくなるわけではないけどストレスが減りました。

4回目  2月20日

いつも左足になるとピクっ!と反応して足が動くので、今日は左足からトリートメントをしてみようということになる。左足からスタートすると左足のピクっ!とする反応は見られない。

パソコン作業をずっとしていたとのことで、疲れている様に見受けられた。左側の目の上から頭頂に抜ける部分に針金が通ったみたいな痛みを感じるとも言っていた。左足の頭部反射区に触れると、内側のラインに軽い電気のようなものを感じる。2指3指が特に痛い。5指のバリバリを一番感じるが痛みはないそう。更に肩反射区を押すと何だか滞っていたものが出たような感覚。

右足は胸椎1〜4番が硬く痛みを訴える。甲状腺にも2本ほど硬い線が走っている。2指3指がバリバリしており痛いという。こちらも5指が一番バリバリしている。

左足の方が開き気味なので仙腸関節反射区を長めに押してみた。

トリートメント後は左足の方がより温まる。

手術以来、両膝の冷えを感じているが毎回トリートメント中からひざが温まり、膝の存在をしっかり感じられると言っている。

当日のメール

あれからすごい疲れが出てすぐ寝てしまいました。今起きてスッキリしています。施術のおかげで滞っていたものが流れて、一気にデトックスした感じです。今日は無理せず休みます。

※このようにトリートメント後に疲れがドッとでたのは初めて。

翌朝のメール

昨日はご心配おかけしました。メール後は軽く食事して寝ました。今は身体に詰まっていた疲れの塊が抜けた感じです。重たさが無くなって、顔も少しスッキリしてポイント的にあった頭痛もなくなりました。午前中のお客様が「生霊と戦っている」と言ってたけどこれは関係なくて、疲れが取れたのだと思います。

今まで施術を受けてこんなことは無かったから、相当疲れてたのかな?

5回目  3月2日

全体的に冷たくて白っぽい。今回は通常のやり方右足からスタートして左足を行う。面白いことに左足を押したときのピクっとくる反応は見られなかった。

今回は足がどれくらい温まるかということで、彼女の温度計で足の表面の温度を測る。非接触型の温度計で最初は22度。トリートメント直後の親指は32度まで上昇。全体は大体30度。踵のみ28度となった。

トリートメントを楽しみにしてくれているので、かなりリラックスしていた。そのためもあってか、あまり痛みは訴えず仙腸関節も気持ち良いとの反応。膝反射区は痛い。特に左側。トリートメント中の「膝がある!」と言う感じは同じくある。

副鼻腔はバリバリ。腎臓戻り悪い。脾臓反射区はザラザラしている。

翌日のメール

前回ほどの反応は無かったものの、施術の後は無理しないでおきました。今日は肩や背中の疲れが軽い感じがしています。足は即効性がありますね。トイレに行く回数も増えて悪いものが出た感じ。あの後何度も白湯を飲みました。白湯が一番美味しいです。

6回目  3月21日

右足の尿管部分に張った感じがした。トリートメント後におしっこをするとスポイトの先に一滴だけ残っている微細な残尿感があるそう。右足坐骨の外側が痛いという。右側の腰に凝りを感じるとのことで納得。

右足甲側、第一中足骨の付け根辺りに痛みを訴える。スピリチュアル系の人のセッションで「胸のこの辺りが弱い(反射区に相当するエリアです)と体の声が聞こえた。」と言われたそう。面白い()

今回もトリートメント中から膝の温まりを感じる。

そして、足の反射区が体に影響を与えるということを実感したとの感想。反射区からの影響が体に巡ってくるのを感じる。気管支も弱いのだけど、そこがモゾモゾと動きだすのも感じた。一旦は気持ち悪い感じからスッキリするのだと感じるとのこと。

当日のメール

今日もありがとうございました。

終わってからすぐの反応

1.膝から下がだるい感じがした。悪いところが施術で動かされている感じ。

2.体がだるい。

3.ゲップ?がよく出た。お腹から邪気が出るようなもので、よくあるゲップと少し違うのですが。

4.食欲がないわけではないのですが、内蔵を休めたいな〜〜という感じでした。

暫く休んだらスッキリしました。

翌日のメール

ちょっと疲れているのかなぁー私。今回の施術は「疲れを自覚しなさい」というサインだったのかもしれません。

 

考察

子宮癌の手術で子宮全摘。予防のために卵巣と鼠径リンパ節も摘出。というショッキングなことを乗り越えている彼女です。とても前向きな人で、そのことについての愚痴などは一度も出ませんでした。セラピストでもあるので、自分の体の状態に敏感でありしっかりと向き合っている感じがしました。

手術の後のいくつもの不具合も客観的に教えてくれて、それがリフレクソロジーを受けることによって軽快していった状況も分かりやすく報告してくれました。

何より嬉しかったのは、リンパ浮腫を起こしやすいということで警戒していた足の浮腫が楽になって行ったことでした。リンパ節を取ってしまった人へのトリートメントの工夫も試してみて、思いのほか良く流れてくれて、彼女から気持ちが安定している。と伝えられた事も大きな喜びでした。

医療でカバーしきれない様々な不調をリフレクソロジーが補って行けることを確信できたケースでした。彼女にトリートメントできたことはお互いにとってプラスになりました。

素晴らしい経験でした。